パンダの中国名は大熊猫といいます。分類は諸説ありましたが、猫目クマ科で定着しています。中国四川、甘粛省の山岳地帯などに千数百頭が生息しています。体調は1,3~2メートル。ササ、タケを食し、単独または雌雄で行動しますが、詳しい生態は明らかにはなっていません。

 

環境破壊で生息地は縮小しており、飼育下の繁殖も難しいために国際自然保護連合では絶滅危惧種に指定されています。パンダの存在が西欧に伝わったのは1869年のことで、フランスの宣教師が四川省の商人から、白黒の珍しい毛皮を入手したのが最初と言われています。

 

また日中戦争下の1941年には対日での協調を求めるアメリカにパンダを贈り、以来パンダは中国の政治的プロパガンダの道具となりました。友好の証としていろいろな国に贈呈しパンダ外交と呼ばれるようになりました。日本に最初に贈られたのは日中国交正常化を果たした72年のことです。

 

その後も日本へのパンダ贈呈は続きましたが81年に中国がワシントン条約に加盟したのをきっかけに、パンダの国際取引は研究を目的とした数カ月間の短期貸与に限られることになりました。また高額なレンタル料や誕生した赤ちゃんの所有権も中国にあることなどでパンダビジネスと批判する声も少なくないです。